対話型AI「Chat GPT」について先日ご紹介しました。
それ以外にも私たちの生活のあらゆる場面でAIが活用されています。例えば、iPhoneに標準搭載されている「Siri」は音声を認識し、尋ねた質問に答えてくれたり、お願いした事に従ってスマホ操作を実行してくれたりします。(Wikipedia確認、天気予報確認、音楽掛ける、電話発信、メール送信、など)
今後の仕事の過程においても、頻繁に必要となる知識と考え、ネットや書籍で勉強を続けた延長で、客観的に知識保有を評価し易くするため、「一般社団法人ディープラーニング協会(JLDA)」が実施する「ディープラーニング・ジェネラリスト検定(G検定)」を受験しました。
ディープラーニング「G検定」について
ディープラーニングの検定試験には、「基礎知識を有し、適切な活用方針を決定して、事業活用する能力や知識保有を示すG検定」と、「ディープラーニングの理論を理解し、適切な手法を選択して実装する能力や知識保有を示すE資格」があります。
日ごろ、IT企業でシステム設計、プロジェクト計画・管理の役割を担っている私は、先ずは「G検定」を選びました。
試験はおよそ2か月サイクルで開催されます。検定試験料金は一般が「13,200円(税込み)」、学生が「5,500円(税込み)」となっています。(2023年3月現在)
JLDAのWebサイトに掲載されている「シラバス(試験範囲)」と「例題」を参考にして勉強を行い、Webで受験します。試験時間は120分、200問を多岐選択式で解いて行きます。
会場受験ではなく、リモートにてWebで受験する訳ですから、手元に参考書などを置いてあっても試験官に注意されることなど一切ありません。但し、1問あたり36秒で回答する必要があるので、Web検索や参考書を探す状況では、全く間に合いません。必然的に頭の中に覚えるしかない状況となります。
私自身も初回の試験は時間不足で不合格となってしまいました。悔しさもあり、直後から猛勉強を始めました。(最初から猛勉強して臨めよ。という話なのですが)
勉強に使用した教材
JLDAの公式テキストを購入し、通勤途中などに勉強を行いました。

業界の技術進歩が早い分野ですので、問題も随時アップデートされています。自分は第1版を購入したのですが、いざWeb受験してみると、公式テキストに掲載の無い問題も存在していましたので、テキストだけを全網羅したとしても不完全な状態になります。
なので、ネットニュースなどから最新情勢のウォッチも必要と認識しました。
Youtue等でもディープラーニングに関する解説動画が幾つか出ていましたので、それらを参考にするのも良いかと思います。
「G検定」取得のその後
自分も技術者の端くれ。一般知識ベースの技術だけでは物足りなく感じてしまうものです。次に実際にAIを動かす事に興味を抱いてしまいます。
ゼロからディープラーニングを構築するのは、ハードルが高いのですが、「Tensorflow(テンソーフロー)」という機械学習ライブラリが存在しており、初心者でも簡単にディープラーニングの機能を使う事ができます。
Tensorflowは個人のPCにインストールして使用する事もできますが、手っ取り早く体験するレベルであれば、Googleの「Colaboratory」を使わせて貰うのがお勧めです。
ブラウザ上からPythonのコードを書いて、Tensorflowを使用した機械学習が体験できます。
「エッ?何を書けば良いの?」と思われる方は、「Tensorflow」やTensorflowを使用するためのAPI「Keras(ケラス)」の解説本を買って、それに沿って色々遊んでみるのが良いと思います。
