「ChatGPT」について
最近何かと世間を賑わせている「ChatGPT」をご存じですか?
「チャット・ジーピーティー」と読みます。OpenAIという団体が開発した対話型AI機能です。
コンピュータが人間の脳のごとく考え、成果を出すことを「AI(エーアイ)」と呼びますが、近年「ディープラーニング(深層学習)」によって劇的に進化し、大変なことになっています。
「ChatGPT」はあたかも人間と会話しているかの如く、自然言語での質問に対し、すごく高尚な回答を短時間で返してくれます。
月額20ドルの有償サービス「ChatGPT Plus」もありますが、標準の「ChatGPT」は無料で使用する事ができます。アカウント登録時に携帯電話のSMS認証が必要となりますが、比較的簡単に利用開始ができますので、是非お試し頂きたいです。
以下、例として私が投げかけてみた質問を紹介します。
質問 | ウクライナとロシアの戦争はどうすれば終焉できるのか? |
回答 | 終結するためには、双方の政治的な合意、国際的な調停、または再交渉が必要とされます。また、国連や欧州連合などの国際社会の努力も重要です。具体的には、停戦協定の確立や人道的な問題の解決、解放された地域においての人権保証などが含まれます。 |
どうですか? 私にはそんな立派な回答文章を作成する能力はありません。
「ChatGPT」が生まれたアメリカ本国では、学生が大学の論文課題を「ChatGPT」に執筆させたりがあったそうです。私にも大学生の息子が居るのですが、息子が通う日本国内のとある大学では、学内での「ChatGPT」使用が禁止されてしまった位です。
競馬の勝ち予想、株価の高騰予測など、意図的に質問への回答をかわすあたりも秀逸です。試しに私が大好きな総合格闘技の結果予想を投げかけてみました。
質問 | 4月に開催予定のRIZINで斎藤裕 vs 平本蓮はどっちが勝つか? |
回答 | 申し訳ございませんが、私は予測することはできません。斎藤裕 vs 平本蓮の試合の結果は、多くの要因によって決まるため、予想することは困難です。両者のフォーム、トレーニング、戦略、そしてその日の感じなどが影響します。また、体力や状況も重要な影響を与えます。私たちは常に最善を尽くすことが大切ですが、結果は予想不能です。 |
単純に「分からない」と突き放すのではなく、どんな点によって結果が変わるのか?を補足してくれている部分に優しさを感じます。
私自身は実際に試しておりませんが、表計算ソフトの「Excel(エクセル)」マクロなどのコーディングも行ってくれるそうです。
従来から、工場勤務の工員さんの仕事が「工業用ロボット」へ置き換わり、昨今では、中国などで「無人運転タクシー」が実証レベルまで来ています。
今後、知的生産物を作り出す「クリエイティブな職業」の幾つか(もしくは大部分)が「AI」で代替されてしまう時代が、すぐそこまで到来しているのだと実感します。
不安もありますが、私にとっては「ワクワク」の方が先行しています。