リフレーミングについて
生活の中で接する様々な対象には、それぞれの人の価値観によって多面的な捉え方があるものです。
例えば、コップに半分の水が入っている様子を見て、「あと半分しかない」と捉える人も居れば、「まだ半分も残っている」と捉える人もいます。
「あと半分しかない」と思えば、この後の喉の渇きに耐えられるか?と不安な気持ちが先行します。
「まだ半分も残っている」と思えれば、心にゆとりが出来、他により優先すべき課題に集中できることでしょう。
この様に全く同じ出来事を見た場合に、メンタル不調を起こし易い人は、ネガティブな捉え方に偏る傾向があります。不必要にストレスを受けてしまい、楽に行動できなくなってしまいます。
「リフレーミング」は、特定の「ヒト・モノ・コト」を別の表現方法に言い換える事で、相手の立場や考えに寄り添った思考・行動に繋げたり、バランスの取れた考え方によって、自分自身も穏やかな気持ちを作り易くする手がかりと言えます。
リフレーミングの具体例
- 「消極的・大人しい」→「他人を大切にする」
- 「頑固・図々しい」→「強い信念を持つ」
- 「ケチ」→「倹約家」
- 「せっかち・落ち着きがない」→「行動力がある」
結論(的な話)
人間の性格や能力は、それぞれに多様な個性がありますよね。
周囲の人から見て「合う」「合わない」はあるとしても、絶対的な価値観での「優劣」などある訳が無いのです。
圧倒的に平凡で、無個性な人間を目指しているのなら話は別ですが、一般的に魅力がある人って、その人なりの尖った個性が存在する筈です。
その特性は見る方向性によって、前述の「リフレーミング」で言える様な「ポジティブな側面」と「ネガティブな側面」で常に表すことができてしまうものです。
かつての国民的アイドルも、大ヒット曲の中で言ってましたよね。
「ナンバーワンにならなくても良い。もっともっと特別なオンリーワン」・・・そうなんです。
自分自身の個性や、周囲に居る仲間のマイナスな側面ばかりを眺めていても楽しい事なんて、沢山は存在しない。であるなら、プラスの側面を尊重した方が(してあげた方が)、ハッピーになれますよ。
これって、自分自身にも全く同じことを言い聞かせたいです。
私自身も、しょっちゅうネガティブな側面を見て、凹んでますので。